新人や若手社員に言ってはいけない一言

”最初”の体験が基準になる

学力には「偏差値」という指標で自分の実力を把握できますが、
仕事に共通の指標はありません。

自分たちの仕事の難易度(レベル)や、過酷さを
客観的に把握することは困難・・・

しかし、私たちは仕事に対する何らかの”基準”を
無意識に作り上げています。

この基準をつくるのが、
最初に属した場所での体験

新卒で入社した組織での体験が基準となり、
物事を判断する指標になっていきます。

 

先日、フォローアップに伺った企業でのこと。

ある育成担当者は、3年連続で新人の育成にあたっています。

その方の話によく出てくるのが、
「3年前に比べると・・・」
「3年前の新人は、この時期すでに独り立ちしていた」
というセリフ。

3年前とは、その方が新人の育成を初めて担当したときのこと。

3年経てば、
景況、会社の業績、新人の採用状況などの外的要素はもちろん、
自分のスキル・経験も相当変わっています。

それでも、育成に関しての基準は3年前から変わっていませんでした。

自分の中に出来上がった基準は
よほどのことがない限り塗り替えるのは困難です。

経験が増えるほど失われていくものとは!?

私たち人材育成に携わる者は、
様々な組織に関わり、多くの人材に接しています。

経験が増えれば増えるほど、関わる組織・人材の数は増えていきます。
似たような課題を抱えた組織に遭遇することがあっても、
一つとして同じはありません。

全て異なっています。

しかし、”今”目の前にある組織や人材の状況が、
過去に経験した状況に似ていると感じた途端、
ついつい過去の対処法・シナリオに当てはめようとしてしまう。

それは、相手に100%集中できていないことを意味します。
(過去の似た状況と比較しているため)

それを避けるために、
新しい組織や人材に向き合うときは
まっさらな視点を意識して臨みます。

初心(初めて臨むときの姿勢・緊張感)に戻れないことを痛感しているからこそ、
意識的に行っているのです。

目の前の相手の何を見るのか

新人や若手社員の育成時に、
「去年の新人は君たちよりも優秀だった」など言っていませんか?

新人や若手社員が最も嫌うのは、
他の誰かと比較されること。

たとえ言う側が激励の気持ちを込めていたとしても、
受け取る新人・若手社員は不快でやる気も失われるだけ。

ただし、一つだけ比較してもいいものがあります。

それは・・・

過去のその人自身。

新人や若手社員をその人の時系列でみていきます。

入社直後や配属されたばかりの頃と比較すれば
その人自身の成長を捉えることにつながります。

変わっていないようで日々何かしらの変化を遂げているもの。
(髪や爪も毎日伸びているのに、数日単位では変化に気づかないのと同じです)

僅かな変化は相手に意識を向けなければ見えてきません。

 

<今日のQuestion>
・部下(新人・若手社員)にかける言葉を意識していますか?
・部下(新人・若手社員)の成長・変化を日頃から観察していますか?

 

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